2016年8月31日水曜日

浜松城出世ドームの意見広告を掲載しました!

8月31日朝刊の中日新聞15面の県内総合面、静岡新聞は21面の地域西面にそれぞれ浜松新球場(浜松城出世ドーム)の意見広告が掲載されています。私たちの主張をわかりやすくまとめました。ぜひご覧ください。

2016年8月23日火曜日

静岡県知事に要望書を手交いたしました。

議論を呼んでいる浜松市新球場問題で知事に直談判です。県が浜松市の沿岸部に計画している野球場について計画の変更を求めました。  川勝知事に駒澤大学硬式野球部元監督の太田誠さんと東京五輪日本代表鈴木章介さんと一緒に、野球場の建設計画を変更するよう要望書を出しました。

http://www.at-s.com/sbstv/videonews/

平成28823
静岡県知事 川勝平太 殿  


団体名 「新球場と浜松百年の計を考える市民有志の会」
代表 太田 誠 鈴木章介


静岡県遠州灘海浜公園篠原地区球場建設計画の変更についての要望書


 当団体は、以下の理由により静岡県遠州灘海浜公園篠原地区球場建設計画の変更を要望いたします。

            市民の十分な合意形成がされていない。
            球場建設予定地は、津波のときに特別警戒区域に指定される条件下にあり、万が一、野球の試合中に津波がきた場合には収容観客2万人が生命の危機に遭遇するリスクがあり避難施設としては不適切である。
            風が強い上、塩害、砂塵があり選手のパフォーマンスに影響を及ぼす条件では魅力的な球場とはいえず、野球場としては不適切な立地条件である。
            とりわけ風が強いシーズン(十二月〜五月)には、効果的な活用ができず経済効果が期待できない。
            現在の球場建設予定地を変更し、多目的な利用ができる街中の大型野球場(浜松ドーム)の建設を希望する。
            現在の球場建設予定地は野球場ではなく防災機能整備拡大とニュースポーツ施設の整備の重点とした公園計画の再検討を希望する。
 
 とりわけ海浜公園の球場建設計画を巡っては、最近になり浜松市協議会審議が行われているように、計画作成当初から静岡県民、浜松市住民、スポーツ関係者の意見を広く傾聴することなく進められました。本計画で利益を受ける一部の政治家や地元の有力者、地権者の意のままに計画が進められることは、決して許されるものではありません。

 さらに計画予定地は、南海トラフの拡大、東海地震の可能性が高まる中、当該の建設予定地は特別警戒区域に指定される条件下にあり避難施設としても、さらには塩害や風の強い場所でもあり野球場としても不適切です。
 年間を通じで風が強く、塩害だけでなく砂塵により選手の人体(眼)に著しく負担がかかり、選手のパフォーマンスに影響を及ぼすうえ、観客においても同様の身体的負担を生じ、球場としては不適切な場所です。
 たとえ球場周辺、防潮堤に樹木を植林したとしても、遠州灘の黒潮や気流、浜名湖の潮流によって生じる北西の風は防ぎようにもないほど強風が吹き、利用価値が下がり経済効果が得られません。

 とはいえ、浜松市民にとって野球場はこれまで、夢、希望、感動を与え、スポーツ文化の中心を担ってきました。プロ野球を開催するような大型球場(ドーム)であれば、多目的な利用が可能であり、アクセスの良い浜松の中心部に建設したほうが、浜松市、静岡県に爆発的な経済効果、活性化、スポーツのみならず文化の醸成をもたらし、街の活性化、浜松市の経済波及効果は絶大です。浜松市の街づくりにおいても野球場は必要です。
 また、現在の篠原地区の球場予定地には野球と同じく、2020年東京五輪の追加種目として予定されているスケートボード、サーフィンの強化、普及を目的としたスケートボードパークの建設を要望いたします。ニュースポーツの活動拠点としての利用を提案いたします。
 とりわけ浜松市は日本でも有数のサーフィンの拠点であり、2020年東京五輪のメダル候補として若手選手が育成されており、県内に強化普及支援としてのスケートボードパークが必要です。波のコンディションが悪い時には、サーファーたちの練習場にもなります。

 以上、地震や津波による甚大な被害が拡大するリスクが高い遠州灘海浜公園篠原地区の球場建設を変更し、浜松市に、より経済効果、活性化をもたらす街中の大型野球場の検討を要望します。



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「新球場と浜松百年の計を考える市民有志の会」事務局
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